古屋誠一が、「Mémoires」と題した写真集を1989年に初めて発表して以来、20年以上を経て、本書が5冊目となる。タイトル『Mémoires. 1984-1987』に、ピリオドが打たれているように、最後のメモワールとして発表される。
1982年末ころより統合失調症の傾向があらわれていた妻クリスティーナは、1985年10月7日東ドイツ建国記念日に、一家で暮らす共同住宅の9階から身を投げ自らの命を絶つ。今はなき東ドイツと古屋家族の日常。崩壊前80年代後半の東ドイツという時代と文化、失われた家族。二つの喪失が交錯する主旋律に、ドイツの奇才、故アイナー・シュレーフが古屋家族をテーマにつづったエッセイ「黒 赤 金」が複雑に共鳴しながら奏でられる、メモワール最終楽章。
[限定版プリント付き(各20部/3種)を、NOHARAホームページにて取り扱い予定] *近日中にトップページにて案内予定
古屋誠一個展開催=======
東京都写真美術館「メモワール.」展 2010年5月15日ー7月19日
ヴァンジ彫刻庭園美術館 「Aus den Fugen」展 2010年5月21日ー8月31日
アートディレクション:古屋誠一
テキスト:アイナー・シュレーフ、クリスティーネ・フルヤ=ゲッスラー
収録作品点数:計254点/カラー151点、モノクロ103点
サイズ:A4判変型 245×198mm
頁:352頁、ソフトカバー
日英独トリリンガル
発行:IZU PHOTO MUSEUM
発売:NOHARA
刊行日:2010年5月10日
ISBN:978-4-904257-07-4
価格:5,040円(税込/本体4,800円)